タカラスタンダード、福岡県鞍手郡に新物流センターを建設/17年5月の稼働開始
2016年9月23日
住宅機器メーカーのタカラスタンダード(大阪市城東区)は20日、30億円を投じて福岡物流センター(福岡県鞍手郡)を新設すると発表した。
同社鞍手工場敷地内に5階建ての建物を新設し、2017年5月に完成する予定。
従来の物流センターでは、センター内の効率的な運用が難しく、トラックの配送時間や配送順序などに影響が出ることもあった。新物流センターの稼動後にはこういった問題が改善され、顧客に対するサービス向上につながることが期待されている。
新物流センターが完成すると、施設全体では従来の約2倍の延床面積となり、向こう10年間を見越した保管スペースが確保されることになる。1日あたりの出荷能力は約1.2倍に増強され、保管能力、出荷能力ともに今後の受注量増加に対応出来る体制となる。
施設内には、搬送設備としてエレベーターが2基、パレット品用の垂直搬送機4基を装備する。2階から5階には構内作業が迅速に行えるように垂直搬送機を連結した自動倉庫を配置する。保管設備として移動式ラック(280パレット)、デジタルピッキングシステムを備える。
環境面では、LED照明、太陽光発電装置の導入により、環境および省エネルギーに配慮した設計となっている。
■ 物流施設概要
所在地:福岡県鞍手郡鞍手町大字中山字重見155-16(鞍手工場敷地内)
投資額:約30億円
延床面積:約24,200㎡
階層:5フロア
完成予定:2017年5月
稼働開始予定:2017年5月