小糸製作所、80億円でブラジルに自動車用照明機器の新工場
2016年9月29日
自動車用照明部品、航空機部品などを製造する小糸製作所(東京都港区)は28日、ブラジルに生産子会社を設立し、新工場を建設すると発表した。
南米は、約4億人の豊富な人口や自動車普及台数(5.3人/台)などから中長期的に自動車生産の成長が期待される市場となっている。中でもブラジルは、世界第5位(約2億人)の人口を有するとともに、日系・欧米系自動車メーカーが進出する自動車産業の集積地となっている。
新拠点設立により、拡大が期待される南米自動車市場への対応とともに、グローバル生産体制の拡充による新規受注の獲得、グループ収益力の強化を図る。
■ 新工場概要
所在地:ブラジル連邦共和国サンパウロ州ソロカバ市
投資額:約80億円
用地面積:96,200㎡
建屋面積:17,900㎡
生産品目:自動車用 前照灯、標識灯
生産能力:各25万台(生産開始時)
従業員数:160名(2018年末予定)
生産開始予定:2018年5月
◇ 子会社概要
称号:NAL do Brasil Indústria e Comércio de Componentes de Iluminação Ltda.
(エヌ・エー・エル・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・デ・コンポーネンテス・ジ・イルミナサンオ・リミターダ)
所在地:ブラジル連邦共和国サンパウロ州ソロカバ市
設立予定:2016年11月
事業内容: 自動車用照明機器の製造・販売
決算期:12月末
資本金:設立申請時56百万レアル(約18億円、1レアル=32円)
:工場建設、設備導入の進捗により増資予定