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東芝、福島県内に世界最大級の水素工場を計画

2016年10月5日

 東芝、東北電力、岩谷産業の3社は9月29日、福島県内に世界最大規模(1万kW級)の水素製造装置工場を建設する計画に着手したと発表した。

 今回、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した委託事業「水素社会構築技術開発事業」に計画を共同提案し、29日に採択が決まったことによるもの。

 2017年9月までに事業可能性の調査結果をまとめる。新設予定の水素エネルギーシステムは、水素を大容量かつ長期間保存できるため、電力を一旦水素に変換して貯蔵することにより、再生可能エネルギーを大量導入した際に、電力系統の調整力としての活用が期待されている。

 製造した水素は、水素発電装置により電力系統の調整力として活用するほか、液化し東北エリア内外へ供給することを想定。

 水素エネルギー運用システム、電力系統側制御システム、液体水素需要予測システムが協調した新たな制御システムにより、水素製造量と水素発電量、および水素ガス供給量の最適運用を目指す。

■ 計画概要

所在地:福島県内
事業内容:太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを中心とした電気を活用した水素の製造

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