シチズン時計、北海道夕張市に新工場を建設
2016年10月11日
シチズン時計は5日、シチズン時計マニュファクチャリングの連結子会社であるシチズン夕張(北海道夕張市)が建設を進めていた新工場棟を9月末に完成し、10月上旬から順次生産機械の稼動を開始すると発表した。
シチズン夕張は、1984年に設立し、時計内部の主要部品である歯車など輪列部品の生産拠点として、シチズン時計グループの重要な役割を担っている。今回の工場棟建設は8年ぶりで、5棟目となる。
新工場棟建設により、これまで手狭であった製造部品の洗浄・メッキ作業スペースを従来比で3倍に拡大し、作業効率と安全性、今後の受注増加に対応できる体制を整えた。
工場全体の工程配置を見直し、これまで外部に委託していた部品の製造工程を内製化することで、手番が短縮され効率的な一貫生産を実現。工場全体の生産能力が拡大し、約7名の雇用増加を計画している。
また、製造工程で使用した水の排水処理設備を更新することで、環境対策を強化した。
■ 新工場概要
所在地:北海道夕張市南清水沢4丁目107番地6
投資額:約4億円
延床面積:702㎡
建屋構造:鉄筋コンクリート平屋
事業内容:腕時計部品の製造
完成:2016年9月30日
稼働開始予定:2016年10月上旬