森永乳業、利根工場内に新工場建設/神戸工場は製造ライン増設/投資額282億円
2016年10月31日
森永乳業(東京都港区)は28日、基幹工場である利根工場、神戸工場で、ヨーグルトの製造体制を強化するため、利根工場では新棟を建設し、神戸工場では製造ラインを増設すると発表した。
近年、ヨーグルト市場は伸長が続いており、2015年度の家庭用ヨーグルト市場規模は約4,000億円(前年比112%)であり、同社の家庭用ヨーグルト(宅配除く)の売上高は、502億円(前年比106%)となっていることから、ヨーグルトの健康価値が認められており、機能性ヨーグルトを中心に需要が高まっている。
今後も、日本では高齢化が進み、健康意識の高まりによる、ヨーグルト市場の成長が期待できることから、機能性ヨーグルトを増産し、ヨーグルト事業の強化を図る。
■ 設備投資概要
◇ 利根工場・新棟
所在地:茨城県常総市内守谷町4013-1(利根工場)
投資額:約217億円
延床面積:約32,000㎡
生産品目:ヨーグルト
生産能力:約28,000kl/年
着工予定:2017年12月
稼働予定:2019年6月
◇ 神戸工場・新製造ライン
所在地:兵庫県神戸市灘区摩耶埠頭3番(神戸工場)
投資額:約65億円
生産品目:ヨーグルト
生産能力:約28,000kl/年
稼働予定:2018年4月