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JFEエンジニアリング、ミャンマーの工場設備を拡張

2016年11月8日

 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は7日、ミャンマー子会社のJ&Mスチールソリューションズがヤンゴン市タケタ地区の工場を拡張すると発表した。

 J&Mスチールソリューションズは、今年5月に年産1万トンから2万トンに拡大する工場拡張を行ったが、フル稼働の状況が続いていた。一方、ミャンマーではヤンゴン市を中心に都市開発が急速に進んでおり、大型建造物の更なる建設が見込まれている。

 加えて、周辺諸国ではODA案件をはじめとして高品質な橋梁需要が更に拡大すると見込まれていることから工場の拡張を決定した。

 今回、用地を65,000㎡から95,000㎡に拡大し、鋼材や部材の保管ヤードを整備する。2,500㎡の建屋を新設し、需要が見込まれる建材や橋梁の合成床版など主に形鋼を用いた鋼構造物を製品ラインナップに追加。2017年3月末までに工場の生産能力を年産2万トンから3万トンに拡大する。

 さらに、既存工場では今年5月の工場拡張時に配置した、高耐久性仕様の防食を行う塗装設備に湿度制御機能を追加することで、塗装作業を最適な環境下で行い、拡大するODA案件に対応する。

■ 設備投資概要

会社名:J&M Steel Solutions Company Limited
所在地:ミャンマー・ヤンゴン市タケタ地区
用地面積:65,000㎡から95,000㎡に拡大
年間生産能力:2万トンから3万トンに拡大(2017年3月末まで)

◇ 新工場
建屋面積:2,500㎡
孔明け:3軸/1軸孔明け機
溶接:スタッド溶接機
プレス:500tプレス、300tプレス
物流:天井クレーン
その他:鋼材・部材ヤード整備

◇ 既存設備増強
孔明け:大板NC孔明け装置
塗装:湿度制御機能追加
物流:天井クレーン、ガントリークレーン、マグネット式天秤

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