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積水メディカル、岩手工場内に新製造棟を建設/17年4月の着工

2016年11月8日

 医薬品を製造する積水メディカル(東京都中央区)は4日、岩手県八幡平市の岩手工場内に新製造棟を建設すると発表した。

 今回、医薬品原薬の生産能力増強を図るため、約15億円を投じて岩手工場内にGMP(医薬品の製造管理・品質管理の基準)に対応した製造棟を建設する。2017年4月の着工、2018年6月の稼働開始を予定する。

 新製造棟は、開発段階の治験薬製造に対応可能な3,000Lの耐酸性を有する導電性グラスライニング(GL)機器、クラス100,000レベルのクリーンルーム、単位操作毎に独立した作業室(交叉汚染防止)等を有する生産設備となる。

 同事業により、岩手工場における少量から大量スケールまでの幅広い原薬供給体制が整備されることで、医薬品原薬受託事業を拡大させる。

■ 新製造棟概要

所在地:岩手県八幡平市松尾4-115(岩手工場内)
投資額:約15億円
延床面積:1,230㎡
構造:鉄骨造3階建て
生産品目:医薬品原薬
主要設備:反応缶 3,000L 導電性GL
    :昌析缶 3,000L 導電性GL
    :乾燥機 2,000L 導電性GL
    :遠心分離機 36B 導電性TFL
    :クリーンルーム クラス100,000
着工予定:2017年4月
稼働予定:2018年6月

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