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昭和電工、東南アジア拠点を統合

2016年11月10日

 昭和電工(東京都港区)は9日、マレーシアのアルミニウム鋳造工場「ショウティック・マレーシア」に、シンガポールのアルミニウム鍛造工場「ショウティック・シンガポール」を統合すると発表した。

 昭和電工は、高温強度・耐摩耗性・耐食性に優れた特性を有しているアルミニウム連続鋳造棒「ショウティック」を素材に、強度・耐摩耗性・低熱膨張性の優れた特性をもつアルミニウム鍛造品を生産している。これらの連続鋳造棒・鍛造品をショウティック事業として展開し、自動車コンプレッサー部品やエンジンピストン、サスペンションなど向けに提供している。

 近年では、世界的な自動車軽量化ニーズが高まっており、アルミ自動車部品の需要拡大が予想されることから、生産性の向上、効率化により、アセアン・中国・インド地域のニーズに対応する為、鋳造・鍛造の一貫生産体制を構築することとした。

■ 統合概要

統合先:ショウティック・マレーシア
生産開始:2017年上期

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