工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

新日鐵住金、鹿島工場に溶銑予備処理設備の導入

2016年11月10日

 新日鐵住金(東京都千代田区)は7日、鹿島製鐵所第二製鋼工場に多機能統合型転炉を導入すると発表した。

 今回導入する多機能統合型転炉は、1基の転炉で脱燐、排滓、脱炭を連続して実施するため、脱燐反応効率の向上、脱炭スラグの次チャージでの再利用が図られる。また、低燐鋼から汎用鋼までの製造における省エネルギー、省CO2効果を得るとともに、低燐鋼の安定製造が可能となる。

 今回の設備導入により、全製鉄所(鹿島、君津、名古屋、和歌山、八幡、大分、室蘭)の全製鋼工場で溶銑予備処理が可能となる。

■ 設備投資概要

所在地:茨城県鹿嶋市光3番地(鹿島製鐵所第二製鋼工場)
導入設備:多機能統合型転炉
導入時期:2018年下期

このエントリーをはてなブックマークに追加