不二製油、マレーシアに新工場/クリーム、マーガリンなどの需要増に対応
2015年9月30日
食用油脂大手の不二製油(本社:大阪府泉佐野市)は29日、マレーシア・ジョホール州に土地使用権を取得し、新工場を建設すると発表した。
近年、シンガポールを初め東南アジア市場では食の欧風化が進み、パンや洋菓子の消費が伸びるに伴い、これらに使用されるクリーム、マーガリンなど油脂加工製品の需要増加に対応する。
立地の選定については、マレー半島南端に位置するマレーシア・ジョホール州「イスカンダル開発地域」が原料調達、物流面など、現在の東南アジアでの生産拠点とのネットワークの便から今後の事業展開に適していると判断した。
同社によると、今回の用地取得は、東南アジアでの事業拡大を推進するための主要工場建設用地と捉えており、今後も東南アジアで積極的に事業を展開していくとしている。
■ 新工場概要
所在地:マレーシア・ジョホール州(Senai Airport City内)
投資額:約18億円(53,906千マレーシアリンギット)
敷地面積:100,159㎡
事業内容:油脂加工製品の製造