崎陽軒、15億円で横浜市の弁当工場を増改修
シウマイなど食品製造販売、飲食店経営を展開する崎陽軒(神奈川県横浜市)は15日、約15億円を投じて新弁当工場の増改修に着手すると発表した。
同社の弁当生産高は、この20年で約1.8倍に伸びている。今後も、中食需要の変化や弁当ブランド力の向上による需要増が見込まれることから、弁当の生産能力を増強する。
横浜工場には、将来の生産能力増強時に備え空きスペースを有している。そのスペースを活用し、新弁当工場の増改修を行う。弁当生産に関する増床面積は約1,600㎡、付随する出荷施設等を合わせると工場全体での延べ増改修面積は2,800㎡となり、一日当たり最大18,000食を生産する予定。
工場は、HACCPの考え方を取り入れた製造工程を採用。また、将来のメニュー増に対応するための新規調理機器の導入や調理室の新設、生産性向上のための弁当紐掛け機を新規開発・導入し、コンパクトで多機能な生産に対応する。
さらに、工場の稼働に合わせ、人気を集めているシウマイ製造工程の工場見学ツアーに加え、弁当生産ラインの見学も可能となる。
弁当の生産は、現在ある横浜駅東口の本社工場、東京都江東区の東京工場の3工場体制となり、より効率的な生産体制(生産ラインの自動化・合理化)の構築と生産能力の向上を見込んでいる。改修後は、2017年5月下旬より稼働開始を予定する。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県横浜市都筑区川向町675-1
投資額:約15億円
増床面積:約1,600㎡(延べ増改修面積2,800㎡)
生産品目:各種弁当 ※将来のメニュー増に対応
生産能力:平均12,000食/日、最大18,000食/日
従業員数:80名程度(予定)
着工予定:2016年12月
稼働予定:2017年5月下旬