山崎製パン、神戸市西区に新工場/投資額200億円/17年1月の着工
製パン大手の山崎製パン(東京都千代田区)は16日、兵庫県神戸市西区の西神工業団地に「神戸工場」を新設すると発表した。
投資額は約200億円で、2017年1月の着工、2018年3月の稼働開始を予定する。
新工場の生産品目は、食パン、菓子パン類やドーナツなどで、今後、関西地区で需要拡大が見込まれるアイテムを集中生産する。
新ラインに導入する製パン機械設備は、同社が独自に開発した技術や、全国各地の工場で改善改良を施してきたノウハウを集積したもので、品質の安定向上を図るとともに、省人、省力、省エネを追求した高効率なラインの実現を目指す。
食品安全衛生面では、AIBフードセーフティに準拠した設備設計を図るとともに、フードディフェンス対策の強化にも取り組み、食の安全・安心の確保を徹底する。
環境対策面では、CO2削減に対応する最新の省エネルギー機器の導入をはじめ、全館でのLED照明を採用する。
今回、関西に新たな生産拠点を設置することにより、関西以西の食パン、菓子パンの供給体制を整え、将来にわたる効率的な生産体制、物流体制を構築し、関西地区の基幹工場を目指す。
■ 新工場概要
名称:山崎製パン(株) 神戸工場
所在地:兵庫県神戸市西区高塚台六丁目19番1号
投資額:約200億円
敷地面積:55,984㎡
建築面積:14,744㎡
延床面積:25,384㎡
主要生産品目:食パン(ロイヤルブレッド、ランチパック用食パンなど)
:菓子パン類(薄皮つぶあんぱん、ランチパック、スナックスティック、
クロワッサン、ドーナツなど)
生産能力:食パン 17万斤/日
:菓子パン類 50万個/日
主要設備:食パンライン
:ミニパンライン
:スナックスティックライン
:ペストリーライン
:ドーナツライン
:ランチパックライン
従業員数:約330人
着工予定:2017年1月
稼働予定:2018年3月