レンゴー、ベトナム工場で新生産設備稼働
2016年11月21日
レンゴー(大阪市北区)は18日、ベトナムにおける合弁企業である、ビナクラフトペーパー社が建設を進めていた段ボール原紙生産設備(2号抄紙機)が稼働すると発表した。
ベトナムはASEAN諸国の中でも高い経済成長を続けており、2016年のGDP伸長率は6.1%が見込まれ、段ボール原紙の需要も年々拡大している。
新生産設備の稼働により、従来、中しんを併抄していた1号機を、ライナマシンとすることで、2台合計の生産能力は年間24万6千トンから48万9千トンとなる。また、環境持続性を考慮し、最先端のコジェネレーションシステムや原料処理ライン、排水処理ラインを導入した。
東南アジアを重要な戦略地域と位置付け、今後も高い経済成長が期待されるベトナムで事業の拡充を図る。
■ 設備投資概要
会社名:ビナクラフトペーパー社(Vina Kraft Paper Co., Ltd.)
所在地:ベトナム・ビンズオン省 ミーフック工業団地内
投資額:130百万米ドル(約144.2億円)
生産品目:段ボール原紙(中しん)
導入設備:段ボール原紙生産設備(2号抄紙機)
生産能力:220,000t/年
稼働開始:2016年11月