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小林化工、福井県あわら市にジェネリック医薬品の新工場/投資額100億円

2016年12月2日

 医薬品を製造する小林化工(福井県あわら市)は1日、ジェネリック医薬品の安定供給確保のため、清間工場敷地内に建設を進めていた「清間第二工場」が完成し、12月より稼働を開始したと発表した。

 設備は、グラビティシステムの導入(重力落下式システム)
により、秤量~PTP充填包装の工程間移動時間や工程内作業時間を短縮する。

 また、人手が多くかかっていたPTP充填、包装、ダンボール詰め、パレット積工程作業等をロボット化することで、ヒューマンエラーの防止とともに、作業時間の短縮を実現する。

 物流面では、隣接の総合物流センターと地下通路(地下カルバート)でつながっており、工場で製造した製品を搬送装置(トラバーサー)での自動搬送が可能となる。

 供給面では、グラビティシステムによる各製造工程のライン化によって、一定期間、特定製品の専用ラインを構築でき、市場ニーズに合わせた、効率的・計画的な生産が可能となる。

 工場内は見学可能になっており、「見せる工場」をコンセプトに、工場内に張り出しエリアのある見学者通路・講堂(プレゼンテーションホール)を設けている。

■ 新工場概要

名称:清間第二工場
所在地:福井県あわら市清間11-15
投資額:約100億円
延床面積:12,238.79㎡
構造:地上5階建て
生産能力:10億錠/年 ※将来的に未実装部分をフル実装した場合、45億錠/年まで増産可能
施工:大成建設(株)
稼働開始:2016年12月

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