日本製紙クレシア、春日製紙工業と合弁会社設立/60億円で家庭紙生産設備導入
2016年12月7日
日本製紙グループは6日、子会社の日本製紙クレシア(東京都千代田区)が春日製紙工業(静岡県富士市)と、家庭紙合弁事業を行うため、2017年4月に共同で新会社を設立し、生産設備を導入すると発表した。
新会社は、静岡県富士市にある日本製紙 富士工場の敷地内にトイレットロールなどを生産する最新鋭設備を新設する。投資額は約60億円で、年間約36,000トンのトイレットロール、タオルなどを製造。2018年5月の稼働開始を予定する。
今回合意に至った古紙再生品大手の春日製紙工業との家庭紙合弁事業では、首都圏に近く好立地である日本製紙富士工場を有効活用しつつ、パルプ・エネルギーを利用して抄紙・加工能力を高め、安定供給基盤を確立させる。
また、春日製紙工業の古紙再生品の取り扱いに関するノウハウを生かしながら、多様なニーズに対応し、今後さらに需要拡大が期待される同市場で両社の家庭紙事業の成長を図る。
■ 設備投資概要
所在地:静岡県富士市蓼原600(日本製紙富士工場敷地内)
投資額:約60億円
生産品種:トイレットロール、タオル等
生産能力:約36,000トン/年
稼働開始予定:2018年5月
◇ 新会社概要
会社名:未定
設立予定:2017年4月
本社所在地:静岡県富士市蓼原600(日本製紙富士工場敷地内)
資本金:4億5千万円
出資比率:日本製紙クレシア80%、春日製紙工業20%
事業内容:家庭紙の生産・加工・販売