三井金属、23億円で高純度五酸化タンタルの生産能力増強
2016年12月16日
三井金属(東京都品川区)は15日、高純度五酸化タンタルについて、生産能力を従来の2.3倍へ増強すると発表した。
近年、スマートフォンなどのモバイル機器の需要が増加しているほか、データ通信の高速化や大容量化に伴い1台あたり搭載されるSAWフィルターの個数も増加傾向にあり、LT単結晶の主原料である高純度五酸化タンタルの需要も増加している。
このような需要動向を踏まえ、高純度五酸化タンタルの製造拠点である福岡県大牟田市の三池レアメタル工場で、生産能力を月産25トン(従来能力の2.3倍)へ増強する。設備投資額は23億円で、2017年8月の完成を予定する。
■ 設備投資概要
所在地:福岡県大牟田市大字唐船2081(三池レアメタル工場)
投資額:23億円
生産品目:高純度五酸化タンタル
生産能力:月産25トン(従来能力の2.3倍)
完成予定:2017年8月