日本電産、けいはんな学研都市の巨大研究棟が着工/投資額300億円
2016年12月20日
小型モーター大手の日本電産(京都府京都市)は19日、京都府相楽郡精華町のけいはんな学研都市で、生産技術研究所の一期建設工事に着手したと発表した。
施設は生産技術研究所、生産技術センター、新事業開発本部など生産技術に関わる機能やグループ会社も含めた共同研究を行う機能が集結する。大空間の3層吹抜けパイロットライン1エリアを設け、建屋を4階建から6階建に変更し、当初計画より規模を拡大した。
建物は二期に分散。設計は研究開発施設の設計研究経験が豊富な東京大学生産技術研究所の今井研究室が担当する。
棟内では、工場・設備・物流・エネルギー分野のスマート化とIoT戦略を推し進め、ロボットやロボットの要素技術(制御、センサ、情報、先端回路技術等)、人工知能、クラウド技術などの研究開発を進める。加えて、ものづくりの核である加工技術・製造に即時対応する。
また、新材料・新工法・新プロセスに加え、インダストリー4.0やインダストリー・インターネット・コンソーシアム等も見据えた生産技術の革新に取り組むとしている。
■ 生産技術研究所概要
所在地:京都府相楽郡精華町3-9-1
総投資額:約300億円(土地・建物、設備等)
敷地面積:約27,000㎡(8,160坪)
建物床面積:一期 約23,500㎡(7,100坪)今回建設分
:二期 約13,500㎡(4,100坪)
構造:6階建て(高さ31m)
着工:2016年12月(一期)
:2020年(二期)[予定]
竣工予定:2018年1月(一期)
:2025年(二期)