センコー、上海でアパレル物流を展開
2016年12月29日
センコー(大阪市北区)は28日、中国子会社の「上海扇拡国際貨運有限公司」が上海紡織集団有限公司の子会社「上海紡織集団国際物流有限公司」と、12月22日に業務提携契約書を締結したと発表した。
上海紡織集団有限公司は、中国最大手の総合繊維企業で、コア事業のアパレル製品、自動車用シート、生活用品等のライフスタイル関連商品の製造・販売を行っており、中国国内に約6,000店舗を展開する。
同社は中国国内の販売拡大、アセアン諸国等からの原材料の調達強化、輸出入取引の拡大などの方針を打ち出している。また海外事業の強化も図っており、今後、さらなる物流基盤の整備・拡大を必要としていた。
センコーは、今回の上海紡織物流との提携により、上海紡織集団有限公司が取り扱うアパレル製品、自動車用シート等の物流ネットワークを構築し、中国でのさらなる事業展開を図る。
今後、上海紡織物流が上海市青浦区に建設する物流センターを上海扇拡が賃借し、2018年1月から業務を行う予定。新センターは、常温に加え、冷凍・冷蔵エリアも設置した三温度帯とし、センコー、ランテック、シノトランスエアの 3社合弁による冷凍・冷蔵物流ネットワークの拠点としても使用する予定。
■ 物流施設概要
所在地:中国・上海市青浦区重固鎮
敷地面積:約50,000㎡
延床面積:約22,000㎡(内、約4,000㎡は冷凍冷蔵エリア)
構造:鉄筋コンクリート造2建て
業務開始予定:2018年1月