島津製作所、本社敷地内に「ヘルスケアR&Dセンター」建設/投資額93億円
2017年1月12日
計測機器、医療機器の製造販売を行う島津製作所(京都府京都市)は11日、本社三条工場内に、新開発棟「ヘルスケアR&Dセンター(仮称)」を建設すると発表した。
同社は、主要成長市場のひとつと位置付けるヘルスケア領域において、分析計測技術と医用画像診断技術の強みを生かした技術開発を行い、ライフサイエンス分野の深耕、科学技術を用いた高齢化社会への貢献、健康を増進させる食品開発支援などを行っている。
今回、新開発棟「ヘルスケアR&Dセンター」を建設することにより、ヘルスケア関連の開発部門を集約、技術融合することで、得られた要素技術を早期に製品化する。
また、分析計測事業と医用事業の事業連携室を設置し、ヘルスケア領域における両者の融合を促進する。
さらに、全社のコア技術や産学官連携の取組み、成果を紹介し議論できる場、「オープンイノベーションエリア」を設置し、先進的顧客、外部研究者との協働を促進するとしている。
■ 新開発棟概要
名称:ヘルスケアR&Dセンター(仮称)
所在地:京都府京都市中京区西ノ京桑原町1(本社三条工場内)
投資額:93億円
延床面積:19,300㎡
構造:地上4階建
着工予定:2018年1月
完成予定:2019年1月