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オリンパス、白河事業場の新工場棟が竣工/今月末に稼働開始

2015年10月8日

 医療機器大手のオリンパス(本社:東京都新宿区)は7日、医療機器の主要製造拠点のひとつである白河事業場内(福島県西白河郡西郷村)に建設していた新工場が竣工したと発表した。

 白河事業場には、「白河オリンパス」(医療用内視鏡ビデオプロセッサーや光源などの製造)、「医療サービスオペレーションセンター白河」(北海道・東日本地区の医療用内視鏡の修理)、「医療調達部白河集中調達センター」(医療用内視鏡部品の集中調達)の3つの組織を有している。

 今回の新工場棟建設により、これらの調達・製造・修理までの工程をひとつの敷地に集約し、より効率的に生産を行える「One Shirakawa」体制とする。

 同社は、医療機器の主要製造拠点(会津・白河・青森)の生産能力の増強、生産効率の向上、BCP対策を図るための新工場棟建設計画を2012年12月に発表した。白河事業場は、3拠点の中で最初に竣工を迎えたという。

■ 新工場概要

所在地:福島県西白河郡西郷村大字小田倉字狼山 3-1
投資額:約99億円
延床面積:27,780㎡
建築構造:RCSS構造 5階建て一部6階、免震構造
竣工:2015年10月7日
稼働開始予定:2015年10月末

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