神戸製鋼所、加古川製鉄所の鋳造設備が完成
2017年1月24日
神戸製鋼所(兵庫県神戸市、東京都品川区)は23日、加古川製鉄所で第6号連続鋳造工場の建設工事、第2分塊工場の増強工事が完了し、竣工式を行ったと発表した。
第6号連続鋳造工場は、溶けた鋼を鋳造してブルーム(線材・条鋼向けの半製品)にする、中断面ブルーム連続鋳造機一式を新設。
第2分塊工場は、圧延前にブルームを加熱する炉を1→2基へ増強し、世界最大級の生産能力を持つ分塊工場となった。
今後、2017年10月末に神戸製鉄所の上工程設備(高炉~連続鋳造)を休止し、上工程を加古川製鉄所に集約予定。上工程集約に向けた総投資額は約655億円、集約効果額は年間約150億円程度を見込む。
■ 設備投資概要
所在地:兵庫県加古川市金沢町1(加古川製鉄所)
総投資額:約655億円
設備内容:中断面ブルーム連続鋳造機一式を新設
:加熱炉 1→2基
:真空脱ガス炉 3→4基
:取鍋精錬炉 1→2基
その他:2017年10月末に神戸製鉄所の上工程設備(高炉~連続鋳造)を休止
竣工:2017年1月21日