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日新電機、前橋製作所内の新工場が稼働開始

2017年1月24日

 日新電機(京都府京都市)は23日、群馬県前橋市の前橋製作所内に新工場を建設し、1月20日に稼働式を行ったと発表した。

 2020年4月より開始される電力の発送電分離に伴う施策により、電力の取引用に計量器として使用される電力需給用計器用変成器の需要の拡大が予想されている。

 今回、その需要に対応するため、前橋製作所内の旧コンデンサ工場を全面リニューアルし、電力需給用計器用変成器を含む77kV以下油入計器用変成器の専用工場を新設した。

 工場内は、製造工程を工程順に一直線に並べるなど、各作業スペースを最小限にすることにより、コンパクトで効率的な生産ラインとすることで、リードタイム短縮により、生産能力向上を図る。

 既存の変成器工場は110kV以上の高圧、超高圧専用工場とし、新工場へ移管した分のスペースを有効活用し、製造工程を新工場同様に見直し生産性向上を図る。

■ 新工場概要

所在地:群馬県前橋市総社町総社2121(前橋製作所内)
投資額:約2.5億円
増床面積:3,200㎡(工場棟)
生産品目:77kV以下の油入絶縁式一般計器用変成器および電力需給用計器用変成器
生産能力:1400台/年
従業員数:130名
操業開始:2017年1月20日

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