日本通運、大型物流施設の「Tokyo C-NEX」が竣工
日本通運(東京都港区)は27日、東京都江東区で建設を進めていた都市型物流拠点「Tokyo C-NEX」が、1月19日に竣工したと発表した。
施設は、全フロアに車両が直接アクセス出来る、ダブルランプウェイ方式を採用。更に7,000坪をワンフロアで運用することにより、多層階での作業に比べ、スペース・作業スタッフ・作業導線・取卸し回数の削減による効率化・品質改善が可能となる。また、周囲に住居が無いため、24時間ノンストップでの運営ができる。
同社は、城東エリアに10カ所、延べ床面積7万2千坪の倉庫群を有しており、ここで働くスタッフ2,000人以上を業務の繁閑にあわせて弾力的に対応することで、物流センターの労働力不足にも対応する。
立地は、江東区新砂に位置し、都心部への配送拠点としてアクセスに優れている。また、鉄道コンテナ・港・空港など各種輸送モードのアクセスが30分以内にあり、国内外の貨物集約拠点として最適な立地であるほか、「時間」、「物量」、「距離」など、顧客のニーズに応じた輸送モードをフレキシブルに選択することが可能となっている。
■ 物流施設概要
所在地:東京都江東区新砂2-4-17
敷地面積:59,507㎡
延床面積:150,709㎡
構造:鉄骨コンクリート造、免震構造地上5階建て(アンボンドPCフラットスラブ構造)
基本仕様:天井有効高 5.5m 床荷重 1.5t/㎡
:進入路 ダブルランプウェイ
:ランプウェイおよび車路 アスファルト塗装
:特別高圧受電設備(最大5,500kVA(キロボルトアンペア)まで増量可能)
:自家発電設備(発電量1,500kVA)
:自家給油スタンド(タンク容量76KL(キロリットル)
環境仕様:屋上緑化(6,000㎡)、全館LED照明使用、雨水利用設備