クラリオン、東北事業所内に実験棟を新設
2017年2月6日
日立グループで車載音響機器メーカーのクラリオン(埼玉県さいたま市)は2日、「セーフティ&インフォメーションシステム(SI)」事業の強化を目的に、福島県郡山市の東北事業所に実験棟を新設すると発表した。
今回新設する実験棟は、自動運転や自動駐車の実現に向け、画像認識を始めとする車両周囲の空間認識に欠かせない「キャリブレーション技術」に関する新技術開発に対応する施設。
加えて、米国のKT法で要求されるカメラの撮像範囲や複数カメラの画像合成など映像表示機能の研究にも貢献する。
建屋サイズは乗用車に加え、大型車両も想定し大型バスが収容できるサイズの実験棟とした。また、車両の設置位置やセンター軸を瞬時に自動調整するイコライザー装置を導入することで、カメラをはじめとするセンサー機器の高精度化に関する技術の開発効率向上を実現する。
■ 実験棟概要
所在地:福島県郡山市田村町金屋字下夕川原50(東北事業所内)
延床面積:512㎡