旭化成、宮崎県延岡市で「ベンリーゼ」生産設備が稼働開始
2017年2月7日
旭化成(東京都千代田区)は2日、宮崎県延岡市で進めていた「ベンリーゼ」生産設備が稼働開始したと発表した。
「ベンリーゼ」は、コットンリンター(綿花の種子を包むうぶ毛状の繊維)を原料とする世界唯一の再生セルロース(キュプラ)長繊維不織布で、スキンケア、メディカル、工業・産業用ワイパー、資材・家庭用品など幅広い用途に向け国内外で事業展開を行っている。
近年、スキンケア用途等を中心に販売量が増加し、今後も需要拡大が見込まれることから、設備の増設を決定した。今回の増設によって「ベンリーゼ」の生産能力は年産約1,500トン増加する。
■ 増設概要
所在地:宮崎県延岡市(旧エステル工場跡地内に建設)
生産品目:再生セルロース長繊維不織布「ベンリーゼ」
増設能力:年産約1,500トン
着工:2015年12月
竣工:2017年2月
商業運転開始:2017年2月