ジーエス・ユアサ テクノロジー、潜水艦向けリチウムイオン電池工場が稼働
2017年2月22日
GSユアサは21日、子会社のジーエス・ユアサ テクノロジー(京都府福知山市)が防衛装備庁と契約した「海上自衛隊向け潜水艦搭載リチウムイオン電池」の専用工場を2016年10月に滋賀県草津市に建設。2017年3月より量産開始すると発表した。
同社は、1990年代から潜水艦に搭載するリチウムイオン電池の開発を始め、2000年代前半に防衛庁技術研究本部と三菱重工業が契約した「潜水艦用新型主蓄電池の研究試作」に参画していた。
現在、日本の潜水艦には動力源として鉛蓄電池が搭載されているが、2015年度以降に建造を開始する潜水艦からは、鉛蓄電池に代わってリチウムイオン電池が搭載されている。
今後は2017年3月に向けて量産体制を整え、2018年8月に海上自衛隊へ納入する予定。
■ 事業概要
所在地:滋賀県草津市
事業内容:海上自衛隊向け潜水艦搭載リチウムイオン電池の製造
量産開始予定:2017年3月