豊田合成、森町工場にLNG設備を導入
2017年2月22日
豊田合成(愛知県清須市)は21日、ウェザストリップなどの自動車用ゴム部品を生産する森町工場(静岡県周智郡森町)に液化天然ガス(LNG)設備を導入し、ボイラー燃料を重油からLNGに転換したと発表した。
設備は、LNGタンク1基、LNG焚き蒸気ボイラー5基を導入。2017年2月の稼働開始を予定しており、2018年2月までに、生産工程の加熱炉で使用している液化石油ガス(LPG)もLNGに転換し、二酸化炭素(CO2)の年間排出量を約2,000トン低減する。
同社は、長期環境目標である「TG2050環境チャレンジ」(2016年2月策定)において、2050年までにCO2排出量の極小化を目指している。その一環として今回、他の化石燃料と比べて燃焼時にCO2の排出が少なく、大気汚染の原因となる硫黄酸化物や窒素酸化物の発生も少ないLNGを森町工場に採用した。
■ 設備投資概要
所在地:静岡県周智郡森町睦実1310-128(森町工場内)
導入設備:LNGタンク (100kL×1基)
:LNG焚き蒸気ボイラー (2.5t/h×5基)
CO2低減効果:約2,000t-CO2/年(森町工場のCO2総排出量の約8%相当)
稼働開始:2017年2月