東レ、愛媛工場でカーボンペーパーの大型生産設備新設
2017年2月24日
東レ(東京都中央区)は22日、愛媛工場で、燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパーの大型生産設備新設を決定したと発表した。
同製品は、ガス拡散性や耐久性などが評価され、トヨタの「ミライ」、ホンダの「クラリティ フューエル セル」に採用されている。
同社は現在、複数の顧客と燃料電池スタックへのカーボンペーパーの適用に向けて取り組んでおり、開発が順調に進んでいることから、将来の需要増に対応するため、現在の滋賀事業場の約5倍の生産能力を持つ設備を新たに設置する。
2018年5月の完成を目指し、高付加価値のカーボンペーパーを効率的に生産できる最新鋭の設備を導入する。
■ 設備投資概要
所在地:愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515(愛媛工場内)
生産品目:電極基材用カーボンペーパー
生産能力:滋賀事業場の約5倍
完成予定:2018年5月