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三井化学、タイで紙おむつ向けフィルムの新設備が稼働

2017年3月2日

 三井化学(東京都港区)は2月28日、タイ子会社で紙おむつ向け不織布・通気性フィルムを製造販売するMitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd. が新規設備の本格稼働を開始したと発表した。

 ヘルスケア事業の一つである衛生材料は、紙おむつメーカーの海外展開に対応して、東・東南アジアで、高品質な衛生材料を供給し事業拡大を図っている。

 子供用紙おむつ市場では、日本製プレミアム紙おむつの拡大、及び東南アジアでの紙おむつの普及率の向上により、引き続き高い成長が見込まれている。

 同社製の通気性フィルムは、プレミアム紙おむつに求められるフィルム性能と印刷特性に優れており、東・東南アジア市場の紙おむつメーカーから強い信頼を得ている。

 今後更なる通気性フィルムの需要増に対応するため、高い品質・コスト競争力を有する通気性フィルムを増産することにより、さらなる事業の強化・拡大を図る。

■ 設備投資概要

会社名:Mitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd.
所在地:タイ国ラヨン県イースタンシーボード工業団地
対象製品:紙おむつ向け通気性フィルム「エスポアール」
増設能力:4,200トン/年(生産能力:増設前6,700トン/年 → 増設後10,900トン/年)
営業運転開始:2017年2月

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