日東ベスト 双日、ベトナムのイオングループ向け食品工場が稼働
業務用冷凍食品メーカーの日東ベストは2月28日、双日、双日食料と共同で、ベトナムにJapan Best Foods Co., Ltd.(以下:JBF)を設立し、3月より新工場を稼働させると発表した。
近年、ベトナムでは経済成長による消費者の購買力向上に伴い、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった近代的な小売業態の発展が進む一方、日配惣菜製造業における技術革新が遅れており、小売業態を含む食品関連市場のさらなる発展に向けた整備が急務となっている。
今回、ベトナムで最新鋭のオートメーションシステムを導入した日配惣菜製造および畜肉加工工場を双日グループが運営するロンドウック工業団地内に建設する。
まずは、イオングループのミニストップベトナム向けに、日配惣菜の製造販売を開始する。続いて総合スーパーのイオンベトナムや小型スーパーマーケットチェーンのイオンシティマートなどの現地小売業者向けに日配惣菜、畜肉加工品の製造販売を行い、10年後を目途に売上高30~40億円を目指す。
■ ジャパン・ベスト・フーズの概要
会社名:Japan Best Foods Co., Ltd.
所在地:Road N3-1, Long Duc IP, Long Duc ward, Long Thanh District, Dong Nai Province, Vietnam.
設立:2016年4月
株主:日東ベスト(51%)、双日食料(30%)、双日(19%)
◇ 新工場概要
敷地面積:9,962㎡
建屋面積:6,332㎡(1階 3,629㎡ 2階 2,703㎡)
構造:2階建て
主な製造品目:おにぎり、弁当、寿司、サンドイッチ、サラダ、麺類など
生産規模:日配(惣菜)品 最大10万食/日
:畜肉加工品 最大3t/日
操業開始:2017年3月