ディスコ、10億円で九州支店を新築移転/3月の着工
2017年3月7日
半導体製造装置メーカーのディスコ(東京都大田区)は2日、約10.3億円を投資し、九州支店の新築移転を決定したと発表した。
現社屋は築32年が経過し老朽化が進んでおり、建物内の動線も非効率な状態だったことから、テストカット環境の充実化や人員増強も想定した設計とすることで、付加価値が高い営業・サービス体制の構築を目指す。
テストカットをおこなうアプリケーションラボは現社屋の3倍以上、オフィススペースは同約1.7倍の面積に拡張する。BCM(事業継続管理)対策では、建物を免震構造とするほか、自家発電設備を導入予定。
尚、移転先の土地取得完了後に熊本地震(2016年4月)が発生し、建物の免震構造への変更、自家発電設備の導入など、BCM対策を充実させる計画変更をしたうえで、新築移転を決定したとしている。
■ 設備投資概要
所在地:熊本県上益城郡益城大字田原字上面ノ平2170-4(熊本テクノ・リサーチパーク内)
投資額:約10.3億円(土地・建物)
延床面積:約1,438m²(現社屋 約741m²)
APラボ面積:約228m²(現社屋 68m²)
建屋構造:RC造2階建て(免震構造)
着工:2017年3月3日
竣工予定:2018年1月末