味の素、ミャンマーで粉末飲料の新工場
2017年3月21日
味の素(東京都中央区)は17日、2016年2月に設立したミャンマー味の素食品社(以下:MAF社)において、粉末飲料「バーディー」3 in 1の工場をヤンゴン管区のティラワ経済特区内に新設すると発表した。
ミャンマーにおける粉末飲料の市場規模は2016年に約24万7千トン(前年比112%)と、タイの約2倍の規模を持つ有望な市場で、近年、競争が激化している。
こうした環境の下、同社はMAF社の生産販売体制の早期構築および製品ラインアップ拡充のため、同社の資本金を45百万米ドル(約51億円)に引き上げ、ティラワ経済特区に粉末飲料の工場を新設することとした。
今回の投資により、2017年9月に生産(包装)・販売開始を予定しているうま味調味料「味の素」と合わせ、製品ラインアップを拡充し、ミャンマー市場に本格参入する。今後は調味料や加工食品など多角化も検討し、更なる事業の拡大を目指す。
■ 新工場概要
会社名:Myanmar Ajinomoto Foods CO., LTD.
所在地:ミャンマー連邦共和国ヤンゴン管区ティラワ経済特区内
投資額:約22百万米ドル(約25億円)
土地面積:約34,471㎡
延床面積:約7,744㎡
構造:3階建て
生産品目:粉末飲料「バーディー」3 in 1
着工:2017年3月
稼働開始予定:2018年2月