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JX金属、倉見工場でコルソン合金の生産能力増強

2017年3月28日

 JX金属(東京都千代田区)は27日、倉見工場に時効処理炉を増設し、コルソン合金の生産能力を増強すると発表した。

 コルソン合金は、ニッケルおよびシリコンを添加した銅合金で、高い強度と導電性を兼ね備えており、近年では主にスマートフォン、タブレット端末等の情報通信機器の材料として急速に採用が進んでいる。

 加えて、電子機器全般の高性能化、社会のIoT化に伴い、データ通信量が飛躍的に増大し、サーバーをはじめとした電子機器は今後も増加が見込まれることから、コルソン合金の生産能力を増強する。

 今回導入する時効処理炉(1基)は、コルソン合金を一定温度で長時間加熱し、強度および導電性を向上させる処理を行う設備で、既存の設備に比べ高い生産性を持つ。

■ 設備投資概要

名称:JX金属株式会社 倉見工場
所在地:神奈川県高座郡寒川町倉見3
事業内容:精密圧延製品の製造
導入設備:時効処理炉設備(1基)
試運転:2017年度第4四半期
本操業移行:2018年度上期

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