旭化成、滋賀県守山市でLIB用セパレータの生産能力増強/投資額150億円
2017年3月31日
旭化成(東京都千代田区)は30日、滋賀県守山市でリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」の生産能力増強を決定したと発表した。
投資額は約150億円。増強能力は年間約2億㎡。2019年度上期の商業運転開始を予定している。
LIB市場は、今後ハイブリッド自動車や電気自動車等の車載用途を中心に、急速に成長することが見込まれている。
今回、2020年までに年間約11億㎡の供給体制を整備する計画を達成するため、滋賀県守山市において湿式膜「ハイポア」の設備増強を決定した。
設備投資により、同社グループのLIB用セパレータの生産能力は、湿式膜「ハイポア」が年間約6億1,000万㎡。乾式膜「セルガード」が既存設備の生産性向上により年間約2億5,000万㎡。合計約8億6,000万㎡となる。
■ 設備投資概要
所在地:滋賀県守山市小島町515(旭化成 守山製造所内)
投資額:約150億円
生産品目:LIB用セパレータ「ハイポア」
増強能力:約2億㎡/年
商業運転開始予定:2019年度上期