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中国木材、日向市の製材工場を増設/投資額92億円

2017年4月5日

 木材の製材、プレカット加工を行う中国木材(広島県呉市)は宮崎県日向市の製材工場を増設する。また、細島4区工業団地内に天然乾燥場を建設する。

 投資額は約92億円。敷地増加面積は約8万5千㎡。建物増加面積は約1万2千㎡。新規に80名を雇用する予定。17年8月の着工、19年1月の操業開始を予定している。

 今回、原木の供給や集成材の受注が順調に増えていることから、現工場敷地内に製材工場を増設するとともに、細島4区工業団地内に製材した木材を天日乾燥させる天然乾燥場の移転集約を行う。

 このほか、100億円を投じてバイオマス発電施設も増設することが決定しており、4年間で総額約192億円。地元高卒者を中心に全体で100名を新規採用(工場増加分80名を含む)する計画。

■ 設備投資概要

◇ 日向工場増設・天然乾燥場概要
所在地:宮崎県日向市竹島町1番地101(細島1区工業団地内)[日向工場]
   :宮崎県日向市大字日知屋(細島4区工業団地内)[天然乾燥場]
投資額:91.7億円
   :天然乾燥場 10億円
   :製材工場 54億円
   :乾燥設備 10億円
   :集成設備 3億円
   :共通設備 14.7億円
敷地面積:85,650.14㎡(増加分)
建物面積:12,819.67㎡(増加分)
新規雇用予定:80名
事業内容:木材・木製品の製造、構造用乾燥材・集成材の製造、木材チップの製造
生産計画:2020年以降 約262億9千4百万円
着工予定:2017年8月(日向工場増設)
完成予定:2018年12月(日向工場増設)
操業予定:2019年1月(日向工場増設)

着工予定:2017年5月(天然乾燥場)
完成予定:2017年7月(天然乾燥場)
操業予定:2017年8月(天然乾燥場)

◇ バイオマス発電所概要
投資額:100億円
建物面積:今後、決定する予定
新規雇用予定:2020年度 20名
操業予定:2020年11月

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