ブリヂストン（本社：東京都中央区）は16日、東京都小平市にある開発・生産拠点を再構築すると発表した。

　リサーチ、モノづくり、試験・評価、ビジネスデザインの4つを強化領域に設定し、新たな施設を設置。研究開発施設の拡充を図る。

　基礎研究、生産技術および試験・評価方法を強化。社外との積極的な連携によるオープンイノベーションを推進し、このために人材や技術の交流を促すインターフェース機能を充実させた施設を小平に新設する。投資額は約300億円、2017年着工、2018年より順次開設予定。

　敷地内にある東京工場については、乗用車用（PSR）及び小型トラック用ラジアルタイヤ（LTR）の生産を2016年6月末までに他の国内工場へ移管・集約し、生産効率の向上を図る。航空機用ラジアルタイヤ（APR）の生産は継続する。

　彦根工場では設備投資を実施。最新鋭の技術・設備を導入し、IT化や自動化を含めた生産ラインの再設計を行うことで、品質向上と生産効率の改善を図る。投資額は約150億円で、2016年から着工し、2020年までに完工する予定。