EIZO、本社敷地内の試験評価棟が竣工
2017年4月10日
ディスプレイ関連装置の製造を行うEIZO(石川県白山市)は3日、2016年9月より本社敷地内に建設を進めていたMIL規格対応の試験評価棟が竣工したと発表した。
MIL規格は、米国国防総省が調達する物資の規格/評価ガイドラインで、極端な温度や湿度、振動、衝撃が加わる環境下でも安定して使用できるよう厳しい試験条件が課されている。
同規格に対応した試験施設を保有することで、民生品についても、過酷な条件下での使用に耐えられる製品の開発に役立つ。
同社は、特定市場向けモニタービジネスの拡大を進めており、その中で、MIL規格に対応した、信頼性の高い映像表示システムの開発・生産を推進するため、同規格に対応した試験評価棟を建設する。
また、MIL規格対応のための試験評価は、試験条件の厳しさから外部の専用施設で実施するのが一般的だが、開発効率の向上と製品コストの低減を目的として、本社敷地内に施設を建設した。
■ 設備投資概要
所在地:石川県白山市下柏野町153番地
投資額:約7億円(建屋及び試験設備)
延床面積:667㎡
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
主な用途:試験評価設備、生産ライン(試験、評価工程)
主な設備:振動試験機、減圧試験機、塵埃試験機他
着工:2016年9月
竣工:2017年3月
稼働予定:2017年4月