アルプス電気、宮城に電子部品の新工場/投資額100億円 17年9月の着工
2017年4月18日
電子部品・音響機器を製造するアルプス電気(東京都大田区)は17日、宮城県大崎市の北原工場隣に取得した工場用地(48,000㎡)内に新工場を建設すると発表した。
新工場は、生産設備を除き、投資額100億円。建築面積14,500㎡、延床面積37,000㎡の地上3階建て。既存の北原工場と合わせた延床面積は52,800㎡となり、国内生産工場としては最大規模となる。
工場内は、生産管理システム(IoT)の導入により工程・品質・生産性の見える化を進めるとともに、入出庫ターミナルを屋内に設置することで部材・製品のセキュリティー面の強化を図る。
また、同大崎市の古川工場老朽化に伴う一部生産移管を含め、新工場における総従業員数は既存工場従業員と合わせて2,000人規模を想定。当面の生産品目はスマートフォン等モバイル機器向け、および車載向け電子部品。
将来的には今後需要拡大が見込まれるエネルギー、ヘルスケア、インダストリー市場向けの製品、およびIoT関連製品の生産等への活用を検討している。
■ 新工場概要
所在地:宮城県大崎市北原136-1
投資額:100億円(生産設備除く)
敷地面積:48,000㎡
建築面積:14,500㎡
延床面積:37,000㎡
構造:地上3階建て
事業内容:電子部品の製造
従業員数:1,000人(予定)
着工予定:2017年9月
竣工予定:2018年10月
量産開始予定:2018年度内を想定