沖エンジニアリング、本庄工場内にカーエレクトロニクス テストラボを開設
沖電気工業は18日、OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開する沖エンジニアリング(東京都練馬区)が埼玉県本庄市に「カーエレクトロニクス テストラボ」を開設し、4月13日より稼働を開始したと発表した。
近年、車載電子機器・装置の高度化・高密度化・IoT化に伴い、製品の対象試験や規格も多様化が進んでいる。また将来、運転支援などのため車車間や路車間で通信するコネクテッドカーが増加すると見込まれており、車載電子機器・装置は、今まで以上に車内外で発生する多方向からの多様な電磁環境に曝される。
これに伴い高額な専用試験装置や、熟練した高度なスキルをもった技術者による、EMC試験と信頼性試験が求められており、最先端の試験装置と技術者を揃えた試験専門会社の受託サービスに対する需要が高まっている。
今回、車載電子機器・装置の試験設備を強化・統合して、顧客を待たせることなく円滑にワンストップで試験サービスを提供する「カーエレクトロニクス テストラボ」を本庄事業所内に新設した。
■ カーエレクトロニクス テストラボ概要
所在地:埼玉県本庄市小島南4-1-1 OKI 本庄工場内
面積:約1,500㎡
事業内容:車載EMC試験サービス、車載信頼性環境試験
主な試験設備:車載電波暗室 L:6.5m×W:7.0m×H:4.0m
:リバブレーションチャンバー L:6.9m×W:4.6m×H:3.8m
:大型恒温恒湿室 L:3.9m×W:2.5m×H:3.0m
:大型塩水噴霧試験機 L:1.0m×W:2.0m×H:0.5m(試験槽内寸)
:複合環境振動試験 L:0.8m×W:0.8m×H:0.8m(試験槽内寸)
稼働開始:2017年4月13日