三菱自動車、インドネシアの新工場が稼働
2017年4月26日
三菱自動車工業(東京都港区)は25日、インドネシアにおける新工場の開所式を実施したと発表した。
新工場への投資額は650億円(5億6500万ドル)で、従業員数は2018年3月までに3000名。生産車種はSUV「パジェロスポーツ」、7人乗りの新型MPV、小型商用車「COLT L300」。生産能力は年間16万台となる。
ブカシ県のGIIC工業団地にある新工場は、三菱自動車が三菱商事、現地パートナーPT Krama Yudhaとともに設立した生産合弁会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシアにより2年間をかけ建設された。
世界第4位の2億6千万人の人口を有するインドネシアの総需要は、経済全体よりも速く伸長することが予想され、自動車所有率は、1000人中78台で、中国よりも少なく、タイの半分以下となっている。
三菱自動車のインドネシアでの拡大は、タイ、フィリピンでの生産能力増強への投資に続くものであり、アセアン地域での長期にわたる事業展開を表すものだとしている。
■ 新工場概要
会社名:ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア
所在地:インドネシア共和国 西ジャワ州 ブカシ県(首都ジャカルタ市から東に37km)
投資額:650億円(5億6500万ドル)
敷地面積:30ha
生産車種:「パジェロスポーツ」、小型MPV、「COLT L300」
生産能力:16万台/年
従業員数:3000名(2018年3月)
生産開始:2017年4月