工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

パナソニック、中国の車載用リチウムイオン電池新工場が稼働

2017年5月1日

 パナソニック(大阪府門真市)は4月27日、パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社が、中国・大連市に建設を進めていた車載用リチウムイオン電池の新工場が竣工し、開所式を行ったと発表した。

 同工場は、中国における同社初の車載電池セルの生産拠点となる。日本・アメリカ・中国での生産体制を構築することで、車載電池のグローバル競争力を一層強化する。

 今後、車載用リチウムイオン電池需要の高まりを受け、国内生産拠点での増産に加えて、2017年からはアメリカでの車載電池セル生産も開始する。今回竣工した工場は、2016年2月に大連遼無二電器と設立した車載電池製造の合弁会社の新工場となる。

 同社は、創業100周年にあたる2018年度にインフォテインメントシステムやデバイスを含む車載事業全体で2兆円の売上を目指している。今回の新工場を、中国における中核の製造拠点として成長させるとともに、さらなる車載電池事業の強化を図る。

■ 新工場概要

会社名:パナソニック オートモーティブエナジー大連有限会社
所在地:中国・大連市
敷地面積:約170,000m²
建屋面積:約80,000m²
生産品目:環境対応車向けの角形リチウムイオン電池
生産開始:2017年度

このエントリーをはてなブックマークに追加