セイコーエプソン、秋田エプソンに新工場/インクジェットプリンタ用ヘッドの生産能力増強
2015年10月22日
セイコーエプソンは21日、グループ会社である秋田エプソン(本社:秋田県湯沢市)がインクジェットプリンター用ヘッドの生産能力を増強するため既存工場敷地内に新工場を建設すると発表した。
投資額は約34億円で、2015年11月の着工、2016年秋頃の稼働開始を予定。インクジェットプリンター用ヘッドの生産能力を現在の約3倍に向上させる。
エプソンの大容量インクタンク搭載プリンターは、メーカー純正の印刷品質で低印刷コストを実現し、新興国などで販売が好調。2014年度の販売数量は前年度比で40%増となり、今後も需要増が見込まれている。また、ビジネスインクジェットプリンターは、レーザープリンターと比べて、印刷コストや消費電力に優れ、オフィス市場での需要は年々高まっているという。
新工場では、生産設備の内製化や生産ラインの自動化・合理化を進め、生産性の向上を図る。
■ 新工場概要
所在地:秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
投資額:約34億円
建築面積:4,614㎡
延床面積:10,528㎡
新規雇用予定:30名以上
生産品目:インクジェットプリンター用ヘッドの製造および組立(大容量インクタンク搭載プリンターおよびビジネスインクジェットプリンター用)
着工予定:2015年11月
稼働予定:2016年秋頃