工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

カネカ、ベルギーでシリコーンポリマーの生産設備増強

2017年5月15日

 カネカ(大阪府大阪市)は11日、ベルギー子会社のKaneka Belgium N.V.に、変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」の生産設備を増設すると発表した。

 投資額は約40億円。生産能力は年産10,000トン増強。2018年末の稼働を予定している。

 欧州のシーリング材、弾性接着剤市場は、2020年には2015年比約20%成長が見込まれている。中でも「カネカMSポリマー」を基材として使用する接着剤やシーリング材は無溶剤、低温での作業性良さ、良好な耐候性といった特長を持つことから、環境規制の強化にも対応し、大幅な伸びが期待されている。

 「カネカMSポリマー」は、2017年7月にマレーシアでの生産開始も予定しており、日本・欧州・米国・アジアの4拠点体制での生産体制を確立する。

■ 設備投資概要

会社名:Kaneka Belgium N.V.
所在地:ベルギー王国ウエステルロー市
投資額:約40億円
主な生産品目:変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」
生産能力:30,000トン/年(10,000トン/年トン増強)
稼働予定:2018年末

このエントリーをはてなブックマークに追加