東ソー、南陽事業所に新研究棟建設/新本館を建替え 110億円
2017年5月19日
東ソー(東京都港区)は17日、山口県周南市の南陽事業所に研究棟を新設し、本館の新設を含めた正面エリアのリニューアルを行うと発表した。
新研究棟は、4地区に分散している研究所の集約・整備・機能拡充とともに、築40年以上経過し耐震老朽化対策が必要な研究開発施設の安全強化も踏まえて研究開発体制を整備する。
研究棟建設後は、機能集約が進むことで技術テーマの連携が深まるとともに、ベンチテスト施設やクリーンルームの充実、最新設備の導入などにより、新規用途開発や新規材料開発の促進が図られる。
新本館・周辺施設は、いずれも築50年以上経過し老朽化が進んでいることから、新たに建設・整備し、BCP対応機能の強化を図る。
また、新本館建設により事業所内で分散していた技術センターおよび環境保安・品質保証部門が一箇所に集約され、事業所全体のコントロールタワーとしての運営機能が強化される。
■ 設備投資概要
所在地:山口県周南市開成町4560番地(南陽事業所)
投資額:約110億円(その他の研究関連施設・設備管理棟・防災センターの建替え等を含む)
◇ 新研究棟概要
延床面積:約10,000㎡
構造:地上4階
着工予定:2018年8月
完成予定:2019年10月
◇ 新本館
延床面積:約5,000㎡
構造:地上4階
着工予定:2017年6月
完成予定:2018年6月