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日本ガイシ、岐阜県多治見市に新工場/投資額200億円 18年3月着工

2017年5月19日

 日本ガイシ(愛知県名古屋市)は18日、岐阜県多治見市の多治見長瀬テクノパークに新工場を建設すると発表した。

 投資額は約200億円。多治見市に約132,500㎡の土地を取得後、延床面積約34,000㎡の建屋を建設。2018年3月の着工、2020年4月の生産開始を予定する。

 新工場で生産するのは、半導体製造装置の内部で半導体材料のシリコンウエハーを支持するセラミック製の機能部品(サセプター)。

 同社では強度や耐熱性、耐食性などに優れるファインセラミックスの特長を生かし、独自の製法により高機能なサセプターを実現。高温の腐食性ガスやプラズマなどにさらされる半導体製造プロセスでも安定した性能を発揮し、半導体の生産効率を高める。

 半導体市場はモバイル機器向けに加え、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)の本格化に伴うデータ量の増加により拡大しており、今後も堅調な成長が見込まれている。

 半導体メーカーでは、データセンターなどで用いられるソリッド・ステート・ドライブ(SSD)などの記憶装置用3次元(3D)NAND型フラッシュメモリー向け投資やロジックIC分野での微細化投資を高水準で継続する見込みで、同社製品の需要も高まる見通し。

■ 新工場概要

名称:NGKセラミックデバイス多治見工場(仮)
所在地:岐阜県多治見市長瀬町地内(多治見長瀬テクノパーク)
投資額:約200億円
土地面積:約132,500㎡
延床面積:約34,000㎡(予定)
生産品目:半導体製造装置用セラミックス(サセプター)
従業員数:生産開始時 約50名(フル生産時 約100名)
着工予定:2018年3月
生産開始予定:2020年4月

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