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愛知製鋼、中国・上海でクランクシャフト用鍛造プレスラインが稼働

2017年5月25日

 愛知製鋼(愛知県東海市)は23日、中国鍛造子会社である上海愛知鍛造有限公司が同社工場内に、全自動鍛造プレスラインを新設し、ラインオフ式を行ったと発表した。

 投資額は約12億円で、新設する鍛造プレスラインでクランクシャフトを年間100万個製造する。

 近年、中国では環境規制を背景に、エンジンの小型化、高出力化への要求が高まり、クランクシャフトの高強度軽量化の動きが拡大している。

 これにより、鋳造品に比べて高強度化が可能な鍛造品への切り替え需要が見込まれることから、今回新たに5000トン全自動鍛造プレスラインを導入し、クランクシャフトの生産能力を4割、生産性を約2倍向上させる。

■ 設備投資概要

所在地:中国・上海市 上海愛知鍛造有限公司 工場内
投資額:約12億円
設備:クランクシャフト用5,000トン全自動鍛造プレスライン
生産品目:クランクシャフト
生産能力:100万個/年
稼働開始:2017年5月23日

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