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日亜化学工業、本社工場内に新生産棟/投資額220億円 レーザーダイオード生産

2017年6月5日

 日亜化学工業(徳島県阿南市)は1日、本社工場に新たな生産棟を建築し、レーザーダイオード(以下:LD)の生産体制を拡充すると発表した。

 投資額は、新生産棟の建設費に113億円を予定。完成後、生産設備を順次導入し、2020年までに建設費と合わせて約220億円の投資を見込んでいる。

 LDは、主にプロジェクターや産業用機器(露光機、内視鏡等)向けに用途が拡大しており、今後は乗用車のヘッドライト等車両への搭載など様々な機器への応用の進展が予想されている。

 今回、高付加価値かつ多様なニーズに対応可能な商品群の安定供給体制を整え、プロジェクターや産業用機器向けの窒化ガリウム(GaN)系LDのシェアを維持するとともに、車載向け等の市場を開拓するため、LDの新生産棟を建設する。2020年にはLDの生産数量を現在の3倍超へ増強する計画。

■ 新生産棟概要

名称:K6棟
所在地:徳島県阿南市上中町岡491番地(本社工場内)
投資額:約220億円(うち建設費113億円)
延床面積:約30,000㎡
構造:鉄骨造(S造)免震構造 地上8階建
寸法:東西82.5m×南北46.5m×高さ60m
用途:レーザーダイオード(LD)生産
生産数量:現在の3倍超へ増強(2020年)
着工予定:2017年6月
竣工予定:2019年1月30日

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