断熱材、自動車用部品などを製造するニチアス（本社：東京都中央区）は23日、袋井工場内に建設していた新事務所棟が竣工したと発表した。

　新事務所棟は、同社製の建材製品「エコラックス」「曲がるラックス」「マキベエ」「ホームマット」「ニチアスシグマフロア」を使用することで快適性と省エネを実現。さらに、年間発電量9.1万kWhの太陽光発電パネルを屋上に設置し、事務所棟の消費電力を賄う「ネット・ゼロ・エネルギー」事務所とした。

　また、事務所内の同社建材製品の使用部位には製品説明を掲示するなどショールームとしての機能を高めているという。

　同社によると、災害時には地域の避難所としても活用できるよう、合計300人が3日間過ごすことを想定した水や食料、毛布を備蓄している。今後、袋井市に防災協力事業場として登録するとしている。