日本電産、ベトナムで省エネモーターなど生産能力増強/550億円を投資
2017年6月9日
日本電産(京都府京都市)は8日、ベトナム・ハノイ市へ大規模投資を計画し、6月5日に、ハノイ市・科学技術省との間で投資に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
覚書の締結に続き、6月8日に、ベトナムのフック首相を始めとする訪日団は、本社と、ハノイへ進出予定の日本電産シンポ(株)の工場を視察した。
今回、2020年度の連結売上高2兆円の目標達成を見据え、ベトナムへの第2次投資として今後数年間で、ハノイ市のホアラック・ハイテクパークへ約500百万米ドル(約550億円)の投資を行い、DCブラシレスモータを中心とした省エネ高性能モータや、ロボット等高性能機器用モータの需要拡大に対応する。
ベトナムでは、ホーチミンのサイゴン・ハイテクパークを中心に、グループ会社10社が展開しており、これまでに約800億円の投資を実施。現在、グループ合計で、従業員約20,000人、売上高約1,000億円の規模となっている。
■ 概要
進出地:ベトナム・ハノイ市 ホアラック・ハイテクパーク
投資額:約500百万米ドル(約550億円)
生産品目:DCブラシレスモータを中心とした省エネ高性能モータや、ロボット等高性能機器用モータ