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信越化学、ベトナムでレア・アースマグネットの増産/投資額50億円

2017年6月23日

 信越化学工業(東京都千代田区)は22日、ベトナムでレア・アースマグネットを製造するシンエツ・マグネティック・マテリアルズ・ベトナム社(以下:SMMV社)の生産能力を倍増すると発表した。

 投資額は50億円。レア・アースマグネットの生産能力を現在の2倍にあたる年間2,200トンに引き上げる。工事は2018年中ごろの完成を予定している。

 レア・アースマグネットは、ハイブリッド車、電気自動車をはじめとする自動車用途や、省エネルギー型のエアコン、FA、ハードディスクドライブなど幅広い用途で使われている。

 SMMV社で生産したレア・アースマグネットは、信越化学が東南アジア諸国に展開している各工場での加工を経て出荷される。

 SMMV社では2016年にレア・アースマグネットの生産工場が完成し、操業を開始した。今回の生産能力増強は第2期にあたり、自動車用途を中心とした需要増に対応する。加えて、SMMV社を原料の精製から成型、焼結までの一貫生産工場とすることで、顧客への安定供給体制を向上させる。

■ 設備投資概要

会社名:シンエツ・マグネティック・マテリアルズ・ベトナム社
投資額:50億円
生産品目:レア・アースマグネット
生産能力:2,200トン/年(現1,100トン/年)
完成予定:2018年中ごろ

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